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ローレット加工規格

ローレット加工 (GB/T6403.3—1986)
旋盤のローレット工具を用いてワークの表面に模様を付ける加工をローレット加工といいます。ローレット模様には一般的に柾目と網目の2種類があり、太いものと細いものがあります。パターンの太さはピッチの大きさによって決まります。

1.ローレットの形状とローレット模様の形状
ローレットパターンの厚さは、ワークピースのローレット表面の直径に応じて選択する必要があります。直径が大きいほど、弾性パターンは大きくなります。直径が小さいほど、弾性率パターンは小さくなります。

ローレット付きCNC旋削

2.ローレット加工に必要なマーキング例
①モジュラスm=0.2、柾目ローレット加工、その規定マークは柾目m=0.2(GB6403.3-1986)です。
② 網状 m=0.3、網状ローレット加工、その規定マークは網状 m=0.3 (GB6403.3-1986) です。

3.ローレット加工

(1) ワークを取り付けます。取り付けはできるだけしっかりと行う必要があります。
①ワークを取り付ける際、チャックの突き出し長さは最短にしてください。
②長尺ワークは上部で支えます。
③ローレット部の外周を回す際のローレット径は仕上がり寸法より0.25mm程度小さくしてください。

(2) ローレットナイフを取り付けます。
①ローレットナイフの切粉がきれいに取れているかどうかを観察します。必要に応じて、ワイヤーブラシを使用して掃除してください。
②ローレットカッターを取り付ける際は、ピボットピンを少し角度を付けてたわませるように調整してください。
④ 工具をしっかりとクランプします。

(3) ワークのローレット加工。
①切削速度は低く、送りは大きくしてください。
②工作機械の主軸を始動し、ローレット工具にクーラントを十分に塗布します。
③ローレットナイフを振ってワークに切り込み、ふっくらとしたダイヤ模様ができるまで圧力を加えます。
④ ナイフを水平方向に送り、その後、必要なローレット長さになるまで縦方向に送ります。
⑤ ローレットナイフを振って素早くワークから離れます。

(4) 面取り加工。
ワーク端面にはローレット溝の底まで届く45°の面取り加工を施しバリを除去します。心は高揚しています。
③ ローレットナイフを目視で調整し、導入しやすいようにわずかな角度に変えます。
④ 工具をしっかりとクランプします。

 

 


投稿時間: 2021 年 3 月 4 日